不調時のセルフイメージを科学する

こんにちは、SPS倶楽部の小田です。
今回も「営業不振から脱出する方法」についてです。

前回は結果が悪くてもセルフイメージを下げないことが重要だという話を書きましたが、
読んでいない方はそちらも読んでみてください。
↓↓↓
営業で不調から脱出する科学的思考法

今回は、セルフイメージを高く保つ方法について書いていきたいと思います。

良い加減のセルフイメージとは

画像の説明

前回の記事で、結果が悪いときのセルフイメージの3つのパターンを覚えていますでしょうか?

1 結果が悪い
→セルフイメージが下がり、自信を失っていくパターン

2 結果が悪い
→セルフイメージを高く保ち、結果を良い方へ変えていこうと努力するパターン

3 結果が悪い
→セルフイメージを高く保つが、かといって現実を直視せずに努力もしない

前回の記事でも書きましたが、私たちが目指すべきはパターン2ですが、あまりすべての責任を自分で背負い込んで、絶対にパターン2でなければならない!というわけではありません。

ものごとはなんでもそうですが、あまり極端になりすぎてはいけないし、そもそも0か100かで割り切れるようなものでもありません。

実際、常に高いセルフイメージを保って、努力し続けることができれば一番良いのですが、

ずっとそれを維持し続けることはかなり難しいんですよね。

だから、
絶対にパターン2でなければならない!と構えるのではなく、

多少、自信を失うことがあってもいいし、多少現実から目をそらして自分を守るときがあってもいいわけです

ただ、自信を失いすぎてしまったときや、現実逃避しすぎて「俺は悪くない!」という思いが強くなりすぎてしまったときに、それに気が付けるかどうかが重要です

気が付けばそこから抜け出すことができますが、気が付かなければずっとそのまま自分の殻に閉じこもってしまうことになります。

自分を客観視することは難しいことですが、この3つのパターンを覚えておけば、自分がどのパターンに寄っているか気が付けるようになっていきます。

誰でもパターン1のように自信を失ってしまうことはありますし、
パターン3のように、鈍感になって自分のプライドを守らないとやってられないということもあるということです。

ぜひ3つのパターンを頭に入れておいてください

また、セルフイメージを高く保つことは重要なのですが、世界で一番俺はすごい!みたいな極端なセルフイメージを持ってしまうと、現実をそこまで持っていく前に、心が折れてしまいます。

だから、セルフイメージの高さも良い加減が重要だということです。

要するに
こうでなくてはならない!ということは、この世にはありませんので、
良い意味の適当さを持つように心がけましょう。

それが良い加減のセルフイメージを持つということです。

セルフイメージはどう作られるのか

ではセルフイメージはどうやってつくられるのでしょうか。

セルフイメージはこれまでの経験の中で構築されています。

その経験の中で、セルフイメージを構築するのに、とても大きな要素になるのが、以下の2つです。

①強い感情
②人との関わり

強い感情

画像の説明

私たちは経験の中で必ず何かを感じています。

それが成功して嬉しい!だったり、
失敗してくやしいなど、

他にも楽しい、苦しい、恥ずかしい、みじめ、さびしいなどなど

様々な感情が生まれています。

その感情が強ければ強いほど、私たちのセルフイメージに大きく影響を及ぼします。

例えば、国語の授業中に間違えてみんなに笑われてしまったときに、すごく恥ずかしい感情が生まれ、国語が嫌いになるというセルフイメージになってしまいます。

また、サッカーで得点を決めることができて、それがとてもうれしかった場合、サッカーが得意というセルフイメージになっていくということです。

人との関り

画像の説明

人間は誰かとつながらなければ生きていけない生き物なので、
そのつながってきた人たちの影響を受けてセルフイメージは構築されているわけです。

人とのつながりとは、親や友人などの直接関わっている人だけでなく、
会ったことがなくても、テレビや本、インターネットなど間接的に関わっているものすべてを指します。

その中でもつながりの強い関係であればあるほど、セルフイメージに強く影響します。

つながりの強い関係の代表は、親ですよね。
あとは学校の先生や友人などの影響が大きいと言えます。

子供のころは親に養われなければ生きていけない状況ですから、親がすべてと言ってもいいぐらい大きな存在として君臨しています。

だから親から嫌われるということは、子供にとってはこの世のすべてから認められていないぐらいのインパクトがあるものです。

また、経済的自立を果たしていない子供は自由度が少ないため、狭い範囲の中で生きていくしかありません。

そのため、交友関係も限られてきますし、先生だって自由に選べませんので、
セルフイメージに悪影響を及ぼすような環境から抜け出すことができません。

だから子供のころに周囲にいる人たちからの影響や、テレビや漫画や本、インターネットで見たり聞いたりしたものが、否が応でも色濃く今のセルフイメージに反映されているわけです。

セルフイメージが行動へ影響する

画像の説明

営業で結果がでない原因を突き詰めていくと、セルフイメージにたどり着きます。

例えば、「自分には能力が足りない」「自分には素質がない」「そもそも営業に向いていない」というセルフイメージを持っていると、その思い込みが自分の心の状態をマイナスにしていきます

マイナスというのは、元気がなくなるとか、やる気が低下するとか、焦ってしまう、イライラする、悲しくなる、みじめになるなどの感情のことを言います。

そんなマイナスな心の状態では、パフォーマンスも下がり、ますます営業で結果が出なくなるのです。

セルフイメージや思い込みが行動に大きな影響を与えるわけですね。

営業以外も同じで、人前に出て話すことが苦手だというセルフイメージを持っている人は、恥ずかしがり屋な性格と言われますよね。

実際恥ずかしがり屋な性格の人は、人前に出ると赤面してしまったり、頭が真っ白になってどもってしまったり、言葉が出てこなくなり、失敗につながっていくのです。

失敗のメカニズム

今書きましたように、セルフイメージが行動に大きな影響を与えるのですが、重要なことは、

セルフイメージと行動はつながっているということです。

セルフイメージが低い状態では、行動もマイナスな影響を受けて結果も悪くなりますし、

逆に、行動して結果が良くないと、セルフイメージが下がっていきます

要するに、

行動した結果が悪いから、セルフイメージ低下する

セルフイメージが低下しているから、行動した結果が悪くなる

ということです。

セルフイメージと行動はつながっているので、この2つはどちらも真実なのです。

だから、例えば先ほどの恥ずかしがりやの例でいうと、

行動した結果、失敗したことがあるから恥ずかしがり屋になったということも言えるし、

恥ずかしいがり屋というセルフイメージがあるから、結果が悪くなるとも言えるのです

で、ここで重要なことは、僕らが生きていくうえで、健全に成長していくためには、どう考えればいいかということです。

うまくいかないとか失敗してしまうことって誰にでもあると思いますが、その結果はいきなり生まれているわけではなく

セルフイメージという思い込みが感情をマイナスにして、行動に影響を与え、結果が生まれるという順番で考えるべきなのです

能力が低いから結果が悪いのではなく、
能力が低いというセルフイメージを持っているから結果が悪くなるのです

思い込み(セルフイメージ)→感情→行動→結果
→思い込み(セルフイメージ)→感情→・・・以下繰り返し

このサイクルで結果が出てくるわけです。

要するに、自分の内面にあるものが、外側の行動と結果に出てくるということです。

そして、外側に見える結果が悪くなると、ますますセルフイメージが下がり、自分の内面がマイナスへ向かっていきます。

そして、その内面が行動へ影響を与え・・という具合に、不調が長引いていくということです。

セルフイメージを変える方法

画像の説明

上で述べた結果が生まれる順番を踏まえて
結果を良い方向へ変えるためには、どうすればよいのかというと、

セルフイメージ
感情
行動

このどれかを変えれば良いわけです。

ただ、感情というのは思い込みが原因で生まれるものですから、
思い込みを変えずに感情だけを変えるということは無理があります。

だから、方法は2通りになります。

①セルフイメージという思い込みを変えること

②行動を変えること

この2つの方法によって、結果を良い方向へ変えていきましょう。

今回は①のセルフイメージという思い込みを変える方法について以下に書いていきたいと思います。

セルフイメージを変えるために必要なことは以下の2つです。

① これまでのセルフイメージを壊す
② 再構築する

何が言いたいのかというと
子供のころは周りの環境に染まるしかなかったわけですが、
大人になれば、何でも自由に選択できるようになりますので、
セルフイメージを自分で再構築することができるということなのです。

セルフイメージは特に子供時代に作られることが多いのですが、自分に不利益になるようなセルフイメージをまずは壊していきましょう。

そして、これからは自分で意図的にセルフイメージを再構築するという流れを作っていきましょう。

自分を縛り付けるセルフイメージを壊せ

営業で重要なことはセルフイメージだという話をこれまでにしていますが、

これまでのセルフイメージを変えることなんてできるの?

と思う人もいるかもしれません。

そう思っている人は、まずは
自分がこれまで信じてきたセルフイメージが
いかに当てにならない、はかなくもろいものなのか

ということを知っておきましょう。

前回お話ししたように、
セルフイメージは、これまでの経験によって無意識のうちに作られています。

例えば、自分はサッカーが得意だというセルフイメージを持っている人は、
これまでにサッカーで活躍してきた経験があったからですし、

数学が得意だというセルフイメージを持っている人は、

これまでに数学のテストで良い点数を取った経験があるからそう思っているということです。

ただ、そのセルフイメージって本当ですか?

というのも、得意不得意というものは、あくまでも回りと比べての話であって、

広い範囲で見渡せば、自分よりうまい人やすごい人は世の中にたくさんいるものなんですよね。

もしも環境がこれまでと変わって、
自分よりもうまい人ばかりに囲まれて自分が一番下手くそになって、
さらに試合にも出られなくなったとしても、

それでも「俺はサッカー得意だぜ!」って思えますか?

環境が変わって数学のテストで一番悪い点数になったとしても、「数学ならまかせなさい!」って思えますか?

思えないですよね。

要するに今自分が持っているセルフイメージは、真実でもなんでもなく、これまでの経験だけで自分が勝手に思い込んでいるだけなんです。

何かが得意だろうが、苦手だろうが、そんなセルフイメージはいくらでも環境によってコロコロ変わる、その程度のものなんです。

まずは、自分が今まで信じてきたセルフイメージがいかに根拠のない、はかなくもろいものなのかということを理解してください

要するにセルフイメージはいくらでも変えられるということなんです。

どんなセルフイメージを構築するのか

次にどんなセルフイメージを構築するのかってことですが、

セルフイメージは高ければいいというわけではありません。

ポイントは3つあります。

セルフイメージ3つのポイント

1.イメージできないぐらい高すぎてはいけない
2.結果が良くても悪くても自分の価値は変わらないと思う
3.やればできるだけでなく、できなくても頑張ればできると思う

まず、1について

セルフイメージの程よい高さとは

前回話したように、極端に高いセルフイメージは逆に悪影響を及ぼします。

俺は世界中の美女を魅了する男だ!とかイタイですよね。

また、俺は世界平和を成し遂げる男だ!とかも、あまり関わりたくないですよね。

営業でも、俺は世界一のトップセールスになって、億の年収をもらう男だ!というのも、まあ、良いのですが、

あまり高いセルフイメージを抱いてしまうと、現実とのギャップが大きくなりすぎて、その差を埋めることが苦しくなってしまいます。

最終的なゴールを高くすることは良いのですが、まずは具体的に半年後や1年後に実現できそうなイメージから始めましょう。

要するに、セルフイメージの程よい高さというのは、半年後、1年後のあなたはどんなあなたなのかってことです。

ただ、別に半年や1年でなくてもかまいません。
要はイメージできる自分であればいいわけです。

結果が良くても悪くても自分の価値は変わらない

続いて2について

これは、自信って何かってことです。

自分を信じるって言いますが、具体的には、どんな自分でも信じることができるということです。

結果が良いときに自信があるのは普通ですよね。

じゃあ、結果が悪いときでも自信を持ち続けることってできますか?
普通は無理ですよね。

でも、結果にかかわらず、自分を信じることが本当の自信なんですね。

ただ、そうは言っても、結果が悪いのに自信なんて持てないよ~と思いますよね。

だから、何に自信を持つかってことなんですね。

何かというと、自分の価値です。

あなたの価値は結果が良くても悪くても変わらないということです。

この価値というのは、広い意味で考えましょう。

会社での立場とか狭い範囲で考えると、結果が出てないときは会社での自分の価値は低く感じてしまうと思います。

でも広い意味で人としての価値は、別に会社での結果なんて関係ないわけです。

結果が良いと、人としての価値が上がったと勘違いする人もいますが、

逆に、結果が悪いと人としての価値が下がったと感じてしまうのも勘違いなんだと理解してください

結果が良くても悪くても、自分は価値がある!
それは間違いないわけです。

やればできるだけでなく、できなくても頑張ればできると思う

3つ目のポイントです。

自分はできる!と思っていても、うまくできないときって誰にでもありますよね。

そのときに、現実とセルフイメージのギャップで、心が折れてしまうことがあるんですね。

だから、やればできる!というセルフイメージだけでは足りないんですね。

常にうまくいくなんてことは、普通はありえないわけですから、

何か壁にぶつかるということは必ずあります

ただ、うまくいかないとか、壁にぶつかっている時期というのは、結果少なく学びが多い時期と捉えてほしいんですね。

壁がなければ、人は学びが少なくなり、成長しないのです。

だから、成長するチャンスが来た!と思って、
今はできなくても、頑張ればできるようになる!というセルフイメージを持ってください。

「できない!やっぱ俺ダメだわ」

なんてセルフイメージは自分は今後成長しないことを前提にした、まさにダメな時ののび太のセルフイメージです。

セルフイメージは、未来に希望のあるものでなければならないということですね。