「将来の夢はセールスマンです」って聞いたことない理由

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私はこれまでの人生で、将来セールスマンになる!と言っている子供に会ったことがありません(o_o)

子供に限らず、高校生や大学生になっても、「営業やりたいんだよねー」と言っている人はなかなかいません。

今回の記事では、営業職が人気がない原因を探っていき、

営業職がプロスポーツ選手ばりの人気職になるにはどうすればよいのか

について書いていきたいと思います。

どんな職業が人気なのか

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まず、今の子供達にはどんな職業が人気なのでしょう。

小学生の人気職業ランキングをネットで色々見てみると、人気があるのは以下の職業です。

  • サッカー、野球、バスケット、テニスなどのプロ選手
  • ユーチューバー
  • ゲーム制作関連
  • 教師
  • 警察官
  • 医者

女子だと

  • パティシエ
  • 保育士
  • 美容師
  • ファッション関連
  • 看護師

などが人気がありますね。

こうして見てみると、やっぱりセールスって人気ないですよね。

小学生に人気がある職業は、小学生が憧れるようなイメージが良い職業といえます。

どんなイメージなのかをまとめると大体以下のようになります。

自分の好きなことを仕事にしている

誰かの役に立っている

このような姿が小学生にとってはカッコいい大人として映るのです。

小学生の場合は、[「カッコいい大人になりたい」という基準が一番の優先順位となるようですね。

ですが、このような理想的基準は成長とともに、だんだん変化していきます。

高校生になると、人気の職業はどうなるのかというと

  • IT関連
  • ゲーム製作関連
  • 公務員
  • 学者、研究者
  • 教師
  • 会社員

上のようにプロスポーツ選手は会社員よりも下がってしまい、その代わり公務員の人気が上昇していきます。

その理由は、高校生の場合、社会に出る現実がすぐそこに迫っていますから、カッコいい大人というよりも、収入と安定が重要視されてくるからです。

だから
なるべく安定していて
なるべく収入が高くて
なるべく仕事がハードでない

という現実的な基準が加わってきます。

収入と安定の関係

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働くなら、収入が良くて安定している職業につきたいという思いは誰もが持っていますよね。

ちなみに安定性とは、長く働き続けることができるという意味ですが

この収入と安定の関係は以下の4つに分類できます。

①高収入で、安定している
②高収入だが、不安定
③低収入だが安定している
④低収入で不安定

小学生に人気のスポーツ選手は、どれに当てはまると思いますか?

ほとんどが②か④です。

稼げるスポーツは限られていますし、しかもイチローみたいな超がつく一流選手でなければ、①にはなれませんから、かなりキビしい職業です。

このような現実を知るにしたがって、スポーツ選手になる夢を持つ子供は少なくなっていくわけですね。

人間は安心して暮らしたいという欲求が誰にでもありますから、特に今みたいにデフレが長く続いて、景気があまり良くない時代だと、

安定を求めて職業を選ぶようになっていき、

将来の夢は安定している公務員です」となってくるわけです。

また、IT関連企業も人気がありますが、

その理由も高収入と安定のバランスが良いからですね。

これまでの安定神話の崩壊

ただ、今後安定した職業というのはどんな職業なのでしょうか。

AIという人工知能が発達し、コンビニの無人化や自動運転なども一般化しつつある現代以降は、

これまで必要だった職業の半分はなくなると言われています。

オックスフォード大学による調査で今後なくなる仕事は以下のものです。

銀行の融資担当
スポーツの審判
不動産仲介業
レストランの案内係
保険審査担当者
動物のブリーダー
電話オペレーター
給与・福利厚生担当者
レジ係
娯楽施設の案内係
ネイリスト
ホテルの受付
税理士
電話セールス
クレーム担当
データ入力作業員
訪問販売員
測量技術者

などなど

さらに医者や弁護士、警察、教師の数もAIによって人数を減らすことができるということですから、

今後はさらに安定した職業はなくなっていきます。

そうなると良い大学に入って、良い会社に入っても、その働く場所がずっと続くなんてことは今よりもなくなっていくということです。

だから、公務員になる!というなら、それでも構いませんが、

公務員は労働人口の1割ほどです。

また、安定はしていても、収入は多くありません。

高収入でやりがいを持ちつつ仕事をやっていくなら、公務員ではそれは叶いません。

つまり安定だけを求めれば、やりがいや高収入からは遠くなりますし、

またこれまで安定した高収入が得られるような職業も今後AIで少なくなっていくわけですから

どちらにしても、今後生き残れるのは、人間にしかできない価値を与えられる人ということになります。

営業が人気がない理由

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では、ここからは、営業が人気がない理由を考えていきましょう。

営業が人気がないということは、最初に書いた子供に人気のある職業と真逆のイメージがあるからではないでしょうか。

つまり、下のようなイメージですね。

自分の好きなことを仕事にしていない
誰かの役に立っていない
収入が低い
安定していない
仕事がハード

こうなると、誰の目から見てもカッコ良くないわけです。

でも、本来営業って

収入も高く、安定していて、仕事もそれほどハードではありません。

また、誰かの役に立ち、感謝され、やりがいのある仕事でもあります。

そのような仕事を生き生きとやっていたら、カッコよく見えるものですから、上の要素はすべて満たしているはずなのです。

そのようなセールスマンが増えたら、

「僕、将来セールスマンになるんだ」という子供も増えていくはずです。

ただ現実は、そのような理想的な営業をやれている大人はほとんどいません。

その理由はなぜかと言ったら、ブラック企業が多いからです。

ブラック企業に魅力はない

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営業部署は会社の利益に直結する部署ですから

会社から売り上げの目標を言い渡され、その目標を達成するために、個人個人にノルマが与えられるのが普通です。

別にノルマや目標がダメだというわけではありません。
会社というのは利益を追求する組織ですからね。

実際プロのスポーツ選手は、
勝たなければならないとか、
優勝しなければならないなど、

目標を達成できなければ、

監督やコーチ、選手も速攻でクビになってしまいます。

営業よりも結果に厳しいですよね。

だから結果を出すために、誰もが一生懸命技術を磨いたり、学んだりしているのです。

でも営業の場合、会社員ですから、結果が出ないからすぐにクビになるということはありません。

ただ、スポーツと比べると、会社や、上司の対応がお粗末な会社が多く、

ただ怒鳴り散らしたり、個人の能力が低いことを罵ったりなど、

結果が出ない理由を上層部ではなく、社員個人の問題にすりかえてしまうことが多くあります。

個人の能力の低さを責められると、社員は自分に自信が持てなくなり、当たり前ですが、仕事に誇りも持てなくなります。

仕事を通して自信をなくし、仕事に誇りを持てずに、仕方がないから働いているという大人を見て、子供が憧れを持つはずがありません。

この多くの会社に蔓延しているブラックな気質を改善しない限り、

セールスマンになりたい子供は絶対に増えません。

セールスを人気にするには

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営業職を人気にするためには、最初に述べたように理想的な判断基準と、現実的な判断基準の両方を満たし、AIにはできない価値を作り出すことが必要になります。

理想的な判断基準と現実的な判断基準は以下のとおりです。

理想的な判断基準

好きなことを仕事にしている
誰かの役に立っている
カッコ良い

現実的な判断基準

収入が良い
安定している
仕事がハード過ぎない

ということが必要となります。

要するに、

好きなことを仕事にしていて
人の役に立ち
高収入で
長く続けることができ
仕事がハード過ぎず優雅に働いている

そんなセールスマンになれば誰から見てもカッコいいですよね。

好きな仕事でない場合

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では、まずは、好きなことを仕事にするということは可能なのでしょうか。

「営業なんて好きではないよ」と思うかもしれませんが、

これは、2つのことを知ることで解決することができます。

それは下の2つです。

①本来営業とはどんな仕事なのか
②今現在の仕事は将来の何に役立つのか

本来営業ってどんな仕事なのかというと、

人助けです。

人助けということは、誰かの役に立つことができる職業なのです。

人にしかできない人助けとは

AIにも人助けはできると思うかもしれませんが、

AIは相手の要望に答えることはできますが、相手が自覚していない場合は、助けることができません。

何に困っているのか分からない人は、どんな問題があるのか自覚できていないということですから、

そのような問題点を探して人助けをすることはAIにはまだまだ実現できないことです。

だからこれからのセールスは、まだ相手が気づいていないことを探し出す能力が必要になるということですね。

それは今のところ人間にしかできないことなのです。

実際、そのような人助けとして仕事ができれば、誰からも感謝されるようになります。

そうなれば子供たちから見てもとても魅力的な職業になります。

将来どんな役に立つのか

また、今現在の仕事が好きになれなくても、セールスという能力を磨くことが将来必ず役に立ちます。

これからの時代は、本当に安定した職業なんてますますなくなっていきます。

ただ、仮に会社を辞めたとしても、本当に人助けができるセールスの力を持っていれば、どんな会社にも勤められますし、
自分で起業してお金を稼ぐこともできるのです。

だから、本当の安定とは何かと言ったら、公務員になっていつまでも同じ場所で働き続けようという安定を求めるのではなく、

いつ会社を辞めても大丈夫なように、自分でお金を稼ぐ能力を磨いていくということなのです。

その能力を磨くために、営業職はとてもよい修行の場になります。

私は営業マンは3つのデザイン力が必要だと言っていますが、その中に未来をデザインする力があります。

3つのデザイン力については、こちらを参照してください↓↓
営業職に必要な3つのデザイン力

将来をあまり考えることができないなら、未来をデザインすることができていないということです。

未来をデザインする事ができれば、セールスの力を身につけようというやる気も増してくるはずです。

営業は修行期間だと思い、今のうちに思う存分セールスについて学びましょう。

現実的判断基準を満たす

最後に、現実的な判断基準についても触れておきます。

現実的な基準とは
収入が良い
安定している
仕事がハード過ぎない

ということですが、働き始めからいきなりこれを実現することはなかなかできないものです。

最初は何かを犠牲にしてしまうこともあるかもしれませんが、お金を稼ぐ能力を磨けば、上の3つは自然と達成できてしまうものです。

だから、能力を磨くことにコミットしましょう。

ブラック会社の終焉

ただ怒鳴るとか、責任を擦り付けるようなことをするブラックな会社は今後はますます存在できなくなります。

会社としてやるべきことは、長期的に売り続けることができる本物のセールス力と人格を磨く教育です。

なぜなら学ばないベテランが一番の会社の害だからです。

子供から見て、カッコいいセールスマンを育てるためには、自分がカッコいい大人でなければなりません。

会社がそのような教育ができないのであれば、自分で学んでいくしかありませんし、

そんな会社から脱出できるように準備しておきましょう。

ここまで読んでくれているあなたなら心配要りませんよね。

今後は、「僕セールスマンになりたい!」という子供を増やしていきましょう!