一緒にいて元気になれる人は何が違うのか
あなたの回りにも一緒にいるとなぜか元気になれる人と、逆になぜか疲れてしまう人っていますよね。
今回は「一緒にいて元気になれる人と元気を奪われる人の違い」について書いていきます。
元気とはエネルギー
元気とはエネルギーのようなもので、
元気になれる人とはエネルギーを与えてくれる人と言えるし、
逆に疲れる人とはエネルギーを奪う人と言えます。
エネルギーって聞くと目に見えないものなので、なんだかよく分からないかもしれませんが、
事実として、あなたのエネルギーを吸い取ってくる人は、身近にたくさんいるものです。
だから、今回の記事でエネルギーを与える人と奪う人の違いを知ってもらい、
他人からエネルギーを吸い取ったりせずに、「あなたといるとなぜか元気になる」と言われるような人になってほしいと思います。
一緒にいて元気になれる人とは
他人にエネルギーを与えると言っても、
そもそもエネルギーとはどんなものなのでしょうか。
まず、考えてほしいことは、人が元気になるときとは、どんな感情があるときでしょうか?
人が元気になるときは、好奇心とか、希望とか、やる気とか、勇気みたいな感情が湧いてきたときです。
これらの感情は全部人に行動を起こさせるプラスな感情と言えますよね。
そう考えると、一緒にいて元気になれる人は、
人に行動を起こさせるようなプラスの感情を湧かせる人と言えるわけですね。
人から元気を奪ってしまう時とは
エネルギーは、相手に与えるか、相手から奪うかのどちらかに分かれますが、
もしかしたら自分も知らない間に他人からエネルギーを奪っているときがあるかもしれません。
だからまずは、どんなときに人からエネルギーを奪ってしまうのかを理解しておきましょう。
相手からエネルギーを奪ってしまうときとは
「自分を見てほしい」とか、「自分が得をしたい」と思っているときです
このときは、ベクトルを自分に向けてエネルギーを集めようとします
例えば、小学生の男子が好きな子に振り向いてほしくて、意地悪なことをしてしまうことがありますよね。
となりのトトロに出てくる小学生の寛太が言う
「や~い、お前んち、おっばけや~しき~」
みたいな感じですね。
好きな子に意地悪なことを言ってしまう気持ちはよ~く分かりますよね。
でも、そんなことをして振り向いてもらっても、相手からエネルギーを奪う方法では好かれないわけですね。
で、問題は大人になっても、これをやってしまうことなんです。
例えば
自分の話だけを聞いてほしいという人
人が話しているのに、ほとんど聞かずに、すぐに自分の話に持っていき、なかなか話が終わらない人
自分が得をしたい、自分が気持ち良ければいい、自分が楽しければいい、自分の気持ちが大事、自分の都合が大事、みたいな利己的な人
は、まさに他人からエネルギーを吸い取る人なのです。
となりのトトロの寛太の場合は、
子供のころ特有の恥ずかしい気持ちが大きくなりすぎて、女の子とのコミュニケーションの取り方が分からない状態だっただけですね。
事実、寛太は根っからのやさしさによって、その後、傘を貸してあげたり、
メイがいなくなったときには、必死で探しまわって、そのやさしさがサツキにも伝わっていましたよね。
でも、大人になって、他人を思いやれずに自分のことばかりにベクトルが向いている人といっしょにいるのは、本当に疲れますよね。
「してほしいではなく」「~してあげたい」
では、どうすればいいのかということですが、
好きな子に振り向いてほしいなら、相手のためになることを先にやることが大事です。
相手のためになることは色々ありますが、親切にすることかもしれませんし、面白いことを言って楽しい気分になってもらうことかもしれません。
とにかく相手にベクトルを向けてエネルギーを与えるような行動が必要なんですね。
要するに、自分が~してほしいではなく
相手に~してあげたいというマインドセットでいるということです。
エネルギーはまた戻ってくる
エネルギーを他人に与えてばかりだと、
「自分のエネルギーが減ってしまい疲れてしまうんじゃないかな」と思うかもしれませんが、それは心配ありません。
なぜならエネルギーは循環して戻ってくるからです。
感情は伝染するものです。
人にプラスの感情を与えれば、そのプラスの感情が別の人に伝染していき、また自分のところに戻ってくるのです。
大事なことは、こちらから先にエネルギーを与えて、流れを作るということです。
なぜなら自分から流れを作らなければ循環が始まらないからです。
だから、元気ややる気のようなエネルギーは、誰かにもらおうとするのではなく、自分が先に与えるということを意識しておきましょう
エネルギーは与えても、枯渇することなく、循環してまた自分のところに戻ってくるわけですからね。
エネルギーを奪ってしまうと
では、他人からエネルギーを奪ってしまうとどうなるのでしょうか。
エネルギーを奪う人というのは、元気を奪っていく人ですから、言い方を変えると、マイナスなエネルギーを与える人と言えます
だから奪った場合のエネルギーの循環はマイナスなエネルギーが循環していくということです。
不機嫌な人というのは、エネルギーを奪う人ですが、
その不機嫌な人の近くにいると、こちらまで不機嫌になり、その不機嫌が別の人へどんどん循環していくという経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
この考え方はビジネスにおいてもそうですし、あらゆる人間関係においてとても重要です。
なぜなら自分の利益だけを追い求めるていると、マイナスなエネルギーの循環になり、長い目で見ると、自分にとっても会社にとってもマイナスな影響を与えるからです。
だから、どうせエネルギーの循環を作るなら、相手に元気になってもらうようなプラスのエネルギーを循環させていきましょう。
それができれば、自分だけでなくまわりの人達全体に良い影響を与えることができるのです。
エネルギーを与える人になる決意
では、人間関係において相手にエネルギーを与えるにはどうすればよいのでしょうか。
まずは、
自分は相手にエネルギーを与える人間になる!
という意識が大事です。
これはONE PIECEのルフィがよく言う
「海賊王に俺はなる!」というセリフと同じですね。
この気持ちがベースにあるからルフィは迷わず行動できるわけですね。
だからまずは、自分と接した人には、エネルギーを与えるんだという意識を持ち
希望や好奇心や、勇気ややる気、1つでもいいのでこれらのプラスな感情を相手に持ってもらうという決意をしてください
このコミットレベルが高いほど、達成確率は上がります。
エネルギーを与えるために必要なこと
決意ができたら、具体的にどうすればいいのかについて考えていきましょう。
人がやる気や希望や勇気などの感情を持つときはどんな時でしょうか。
それは、主に以下の状態のときです。
自己重要感が満たされている
という状態です。
だから相手にエネルギーを与える時には、
相手の自己重要感を満たしてあげる
ということが必要になるということです。
自己重要感を満たす3つの方法
自己重要感を満たすためには
自分のことを大切に思ってくれていると相手に感じてもらう必要があります。
そのために重要なことは
①相手に興味を持つ
②相手の話を否定せずに聞く
③自己決定権を感じてもらう
これらに気をつけて接しましょう。
自己重要感を満たす方法については、こちらの記事にも詳しく書いていますので、読んでみてください↓↓
自己決定権を感じてもらう
自己決定権というのは、物事を自分で決定できる権利のことですが、自分で決められることが多ければ多いほど、人生の満足度はアップすると言われています。
だから、人と接するときには、こちらが決めつけないということが重要になります。
相手にも思うことや考えていることが必ずあるものですが、それを聞かずにこちらの意見ばかり言ってしまうと、
それが相手からエネルギーを奪うことになるのです。
人は誰でも自分の話を聞いてほしいと思っています
だから相手の思っていることや考えていることを聞いてあげることが、相手の自己重要感を満たすことになり、かつ、相手が自分でどうしたいのかを決める手伝いにもなるわけです
自己決定権があると思ってもらうために重要なことは、
選択の自由を与えるということです。
相手のことを、こちらが決めつけるのではなく、相手がどうしたいのかを理解して、相手に選択してもらうということです。
要するに
相手に興味を持ち、否定せずに聞くということが必要になるわけですね。
最もエネルギーを与える方法は
相手に元気ややる気というエネルギーを与えるために、最も効果的なのは、こちらが人生を主人公として生きている姿を見せるということです
積極的に自分で決断して人生を楽しむ態度に、相手は「主人公意識」を感じ、そこにあこがれを抱き、エネルギーとなるのです。
つまらない顔をしている人からは、エネルギーは感じません。
主人公意識は伝染するのです。
仕事でもプライベートでもいつでも誰かに元気やパワーを与える人になれば、常にプラスなエネルギーの循環を生み出すことができるようになります。
人間は誰でも油断すると自分の利益を優先してしまい、エネルギーを奪うような接し方をしてしまいがちです。
今回の記事で、マイナス循環は短期的な利益にしかならないということを理解していただければと思います。
ではまた(^^)/