言葉をセレクトする技術

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あなたは人から褒められたときに、「なんかムカつく」と思った経験はありませんか?

単純に、嫌いな人に言われたからということもあると思いますが

初対面でまだ好き嫌いのない状態だとしても、褒められてもなぜか気持ちが良くない。

こうなってしまう理由はなぜなのでしょうか?

それは言葉の選び方ができていないからです。

本日は、相手との関係を良好にするために、どうやって言葉をセレクトすればよいのか、その技術について書いていきたいと思います。

褒める時に必要なこと

他人を褒めるときに必要なことは、本当に思っているかどうかです。

思っていないことを言ってしまうと、それはお世辞になってしまいます。

もしお世辞であることがバレてしまうと、「こいつ、下心でもあるんじゃないの?」と思われてしまいます。

そうなると相手との距離は一気に離れてしまいます。

そこまでのリスクを犯してお世辞を言う必要は全くありません。

リスクのないやり方をぜひこの機会に知ってください(^_^)

褒めるときの絶対原則

褒めるときは思っていないことではなく、思っていることを言う

まずはこの原則を心に留めておきましょう。

本心から褒めても喜ばれない理由

では、本心から思っていることならOKか、というと実はそんなこともないんですね。

たとえ本心から出た言葉でも、喜ばれないことは多々あります。

なぜかと言うと、相手が素直に受け取らないからです。

素直に受け取らない理由は2つあります。

素直に褒め言葉を受け取らない理由

1.照れ隠し
2.お世辞だと疑っている

照れているだけなら問題ありませんが、お世辞だと疑われるということは避けなければなりません。

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お世辞だと疑われるということは、下心があると疑われるということです。

だからたとえ本心からの言葉でも、お世辞だと疑われてしまうなら、何も言わない方がマシなわけですね。

お世辞だと疑われない方法

では、お世辞だと疑われずに、相手との関係を良好に保ちつつ、こちらに良い印象を持ってもらうにはどうすればよいでしょうか?

もちろん、本心で思っていないことは言わないというのが前提です。

それを前提に、どんな言葉を選ぶかということが重要になります。

それが言葉をセレクトする技術です。

まずは、どんな言葉をセレクトするのかという指針を持ちましょう。

言葉選びの指針

相手にとって新鮮なこと
相手の可能性を広げてあげるようなこと

相手にとって新鮮でない言葉は、人からよく言われる言葉で、自分でもよく分かっていることでもあります。

人は自分で分かっていることを言われてもあまり喜びを感じません。

場合によっては「はいはい、分かってます」みたいな感覚で、下手をするとうんざりされることもあります。

だから褒めるときには、人からあまり言われないような新鮮な言葉をセレクトする必要があるわけです。

では、ここからは具体的なやり方についてです。

新鮮な言葉をセレクトする方法

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自分の感情で言い換える

まず意識することは、相手のやる事や言うことをそのまま褒めないということです。

どうすれば良いのかということ、そのときの自分の感情に目を向けて言葉を選ぶということです。

大事なことは褒め言葉を探すのではなく、自分の感情に目を向けてその感情を伝えることです。

喜び、感謝、驚き、安心、尊敬などの自分の感情をそのまま伝えるようにしましょう。

例えば、性格が明るい人は、「明るいね」という言葉は言われ慣れています。

だから「明るいね」と言うよりも、「いっしょにいると元気になる」と言ったほうが相手にとっては新鮮度が上がります。

これだけを意識するだけでも、ほかの人とは違う言葉をセレクトすることができるようになっていきます。

では、ここからはさらにレベルの高い、相手の可能性を広げる言葉をセレクトする方法について書いていきます。

相手の可能性を広げる言葉をセレクトする方法

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裏言葉で言い換える

自分の感情に目を向けて言葉をセレクトすることができるようになったら、次は表と裏の関係になっている言葉で言い換えできるように練習しましょう。

表と裏の言葉とは

例えば、いいかげんな人に対して、「いいかげんだな」というのは表から見えたことをそのまま言っているだけですね。

表側からいいかげんに見えるということは、その裏側には、あまり物事にこだわらない「おおらかさ」があると見ることができます。

そのほかにも表と裏で色々言いかえが出来ます。

「優柔不断」→「慎重に考える」
「きつい」→「はっきりしている」
「八方美人」→「人と仲良くなるのが上手」

長短同根(ちょうたんどうこん)という言葉がありますが、長所も短所も見る角度が違っているだけで、根っこの部分は同じだという意味です。

要するに長所を裏から見れば短所になるし、短所を裏から見れば長所になるということです。

これが表と裏の関係です。

これができるようになると、相手にとっては新鮮どころか、目からウロコの発見になるような言葉も見つかりやすくなります。

自分では短所だと思っていたことを長所だといってくれる人がいたら嬉しく感じますよね。

相手の影の部分に光を当てて、短所を長所に変える

難しそうに感じるかもしれませんが、意識して使うようにしていると、意外と簡単にできるようになります。

この記事を読んだ後から常に意識するようにしてください。

フィードバックマインドを持とう

自分の感情に目を向けて言葉をセレクトすることと、裏言葉をセレクトすることを今後はやっていきましょう。

どちらも大事なことは褒めるとかお世辞を言うとかではなく、あなたが思ったことを、ポジティブワードを使ってフィードバックしてあげるということです。

アドラー心理学でも言われていることですが、

褒めることは、相手を下の立場に置いて、自分が上の立場から言葉をかけることになります。

どんな相手だとしても、関係はあくまでも対等な関係で、良いことも悪いこともポジティブワードでフィードバックするということが大事なわけですね。