営業で最も怖い現状維持から抜け出せない理由

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根源的に人間は自分のことを第一優先として考える生き物です。

「いや、そんなことはないよ」と思われるかもしれませんが、生物学的に人間はそういう生き物ものなのです。

太古の昔から人類が生き残れた理由は、自分の命を第1優先してきたからです。
そうでなければ生き残れませんので、今の我々もそのDNAをしっかりと受け継いでいるわけです。

だから、みんな自分が大好きだし、無意識に自分を優先するわけです。

この自分自身に対して抱く気持ちをセルフイメージと言いますが、

自分を好きだと思うのは本来良いことですが、間違ったセルフイメージを持ってしまうと、ただの痛い人になってしまいます。

今回は、この自分優先、自分大好きという誰もが持っている本能との正しい付き合い方について書いていきたいと思います。

セルフイメージが歪んでいる営業マンは成長できない

自分の能力は低いと思っている人よりも、自分の能力は平均以上だと思っている人の方が多いと心理学で言われています。

だからほとんどの人は「自分は営業で結果が出せない」と考えているわけではなく、自分に期待を持って仕事をしているわけですね。

そもそもできないと思っているなら、そこで働かないですよね。

ただ、営業の結果というのは、すぐに出る場合もあるし、なかなか結果が出ないこともありますし、結果がすごく良いときもあれば、悪くなってしまうこともあるものです。

その悪くなったときに、どうするかが成長のカギになります。

一般的に、セルフイメージは結果によって以下の3つのパターンに分かれます。

パターン1 
結果が悪くなると、「俺の能力は低いんだ」とセルフイメージを下げる

パターン2
「俺の能力は高い」とセルフイメージを高く維持して、結果が良くなるように努力する

パターン3
悪い結果と向き合わずに、「俺の能力は高い」とセルフイメージを高く維持する

セルフイメージについてはこちらの記事を参照してください↓↓
営業で不調から脱出する科学的思考法

売れる営業になるためのセンターピン

セルフイメージが歪んでいると、パターン3に偏ってしまい、成長できなくなります。

パターン3に入ると、
「俺は今本気出してないだけ」
「俺が悪いわけではない」
「仕方がなかった」
「誰がやっても同じ結果だ」
などの負け惜しみや言い訳をするようになってしまいます。

そうなると当然成長できなくなります。

セルフイメージの歪みを科学する

パターン3は悪い現実を直視せずに、しょぼい現実を見て、自分がしょぼいなんて思いたくないという心理からなるパターンです。

要するに自分をかたくなに守るために現実逃避しているということです。

このパターンになる人は大きく分けると2種類に分けられます。

1つは、現状満足タイプ
もう1つは、自分は完璧タイプです。

現状満足タイプ

現状満足タイプは、今の状態に満足しているわけですが、

今の状態が最高だとは思わないが
こんなもんで良いと妥協しているというタイプです。

ほとんどの人はこれに当てはまると思います。

「営業成績は大して良くないけれども、生活できないほどではないし、それなりに楽しく暮らしていけるから、別にこのままでいいか」

「そもそもそんな上を目指したって、大変になるだけだし、今ぐらいでいいんだ」

と思って現状を維持しようとします。

現状維持の怖さ

水は低いところを流れるという物理的な法則があるように、
人間にも法則があります。

それは、人間は楽な方へ流れるということです。

人間にとって楽なこととは、

新しいことにチャレンジしない
これ以上努力したくない

ということです。

だから、普通に生活していると、どうしてもいつも通り何もチャレンジせず、頑張らずに生きようとしてしまいます。

でも、ここで落とし穴があります。

いつも通りにしていれば、現状は今までより良くなることはなかったとしても、悪くなることもないと思ってしまうということです。

つまり、何もしない=現状維持だというのは誤解なんですね。

時間が過ぎるということは、年齢を重ねるということです。

何もせずに年を取れば、その分老化して、体力も落ちるし、見た目も老けるし、能力も落ちていきます。

要するに、何もしない=現状維持なんかではなく、
何もしない=退化するということなのです。

だから、現状でいいやと妥協するということは、未来はどんどん暗い状況になっていくのだと思ってください。

現状で甘んじてしまう理由

そもそも何もせずに今のままでいいやと思ってしまう理由は、
もちろんそれが人間の本能でもあるのですが

ほとんどの場合、自分の能力が大したことがないと思いたくないということが大きな理由となります。

結果が悪ければ、その結果を良くするために頑張るというのが一番健全なのですが、本気で頑張って、結果が出なかったときに、自分を無能だと感じたくないということです。

頑張らなければ、自分は本気で頑張ればできるという逃げ道を残しておくことができるわけです。

冒頭に述べたように、人は自分のことを第一優先にして守ろうとする生き物ですから、ほとんどの人がこのような状態に陥りやすいのですが、

もしこの状態になっていると気づくことができたら、すぐに抜け出さなければなりません。

大人になると、誰も指示してくれなくなりますから、

どうしても甘えてサボってしまいがちです。

「まあ、いいか」と妥協してしまうわけですね。

人間は弱い生き物ですから、その気持ちは分かります。

ただ、その妥協が癖になり、「まあ、いいか」を繰り返してしまうようになると、非常にやっかいなことになります。

どうなるのかというと、その妥協癖から這い上がることができなくなるのです。

妥協は癖になるのです

この状態から抜け出すために重要なマインドセットは以下の3つです。

①結果はすぐに出るものではない
②結果には波があるのだから悪いときはあるもの
③結果が出る時期は人それぞれだから他人と比べても意味がない

この3つを忘れないようにしてください

自分は完璧タイプ

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続いて、自分は完璧タイプです。

このタイプは
今の状態が最高だと思っていて
自分は完璧だと思っているタイプです。

自分を完璧だと思っている人は、そもそも人のアドバイスに耳を傾けようとはしません。

「俺、完璧」と思って全く学ばない人が近くにいたら、かなり痛い人ですよね。

ただ、営業年数を重ねていくと、段々この傾向が強くなっていきます。

この傾向が強くなると、なんでも知っているという態度になってくるわけです。

それ知っているという態度は、思考停止になり、学ばなくなります。

そして、成績が良くないときに、

契約できないのは自分以外の何かに原因があると思い込み、人のせいにしたり、んでしまい、成約率を上げるための努力ができなくなってしまうのです。

セルフトークでバランスを取れ

自分は完璧だと思うことが、悪いことなのかというと、実はそんなこともありません。

あくまでも偏りすぎてはいけないということです。

元々自分に自信がある人の場合、
「自分は完璧だ」と思ってしまうと、まさに、勘違い野郎になっていきますが、

セルフイメージが低くて、自分に自信がない人の場合
ある程度「自分は完璧だ」という思いを持った方が良いということになります。

自信のない人が自信を持つために心の中で言う分にはOKということです。

逆に、自信満々な人は、「自分にもダメなところがある」と思うようにしなければ、学ぶことができなくなってしまいます

だから

自分は完璧・・・・・・・・・・・・・・・・自分は全然ダメ

上の2つのどちらかに一方的に偏ってしまうことが良くないわけです。

どこが正解ということではなく、自分の心の状態(セルフイメージ)によって、その時々で正解が変わるということです。

自信がないときには、「俺、完璧」

自信があるときには、「俺はまだまだダメ」

ぐらいに思ったり、真ん中ぐらいが正解の時もあるわけです。

自分で意識的にバランスを取っていきましょう。

マインドセット 目次